Windows Vista上級マニュアルと私、作家という生き物
作家という生き物は面白い生き物である。
企画を通し、文章を書く・・・文章を書くときは、それこそ必死に、そしてなるべく他書と差別化し、読み手が読みやすく、かつ喜んでくれるものを書こうとする。
しかし、書き終わると、内容をコロリと忘れてしまう。技術書なので、アーキテクチャやテクニックそのものは頭の中に残るのだが、説明をどのように展開したか、順序、表現方法などはまったく覚えていない。
前にもここで述べたが、大概IT書籍における書籍化というのは、著者が執筆してから早くて三ヶ月、場合によっては半年以上かかり、その書籍化の手前(大概一ヶ月前)に「著者校正」という、著者が本の形になった自分の文章を眺める(確認する)場面がある。
これは、IT作家特有、いや、橋本特有の感じ方なのかもしれないが、正直著者校正というのは「めんどくさ」という側面がある。
というのも、頭の中は既に新しいテーマ、新しい技術、そして新しい本に意識が向いているので、いまさら著者として「終わったもの」を見返すというのは面倒なのだ。
一方、表現方法や文章の展開は、もはや忘却の彼方なので、「新鮮に読める」という側面もある。
本日、ついにあの大作(?)、Windows Vista上級マニュアルの著者校正が戻ってきた。つまり、近々発売ということだが、読んでみると・・・
いや、本当に面白いし、読みやすい(爆)
これは、別に自画自賛をしているのではなく、客観的に本を読んだ上での言葉である。
こういっては何だが、著者校時に「既知の知識の反芻」という苦痛を感じずに、思わず読みいってしまう書籍は少ない。
最近では「小さな会社のLAN」が、著者校時に読んでいて「ふつーにおもしろい、これ(岡村風)」と思ったが、やはり客観的に読んで、面白いと感じる書籍は売れるのである。
(次回、Windows Vista上級マニュアルと編集、編集さんという生き物・・・の予定)









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