TopWindows関連のTips > 本のしくみ

ひと目でわかるWindows7
操作&設定厳選200
(Microsoft Press)

ひと目でわかるWindows 7操作&設定テクニック厳選200! [日経BP出版(Microsoft Press)]

2008年03月14日

う、さばきが・・・

もうすぐ「小さな会社のシステム(翔泳社)」が発売するのだが、校正紙をみると、どうやら「紙のさばき方」は、当Webに直接リンクで説明することになったらしい。
ということで、新たにWebページを作成して、リファインした動画を掲載した。

新URL:http://hjsk.jp/kami.html
リファインした動画は、先日告知のとおり、多摩センター地下にある秘密スタジオから上がってきたものだ。

・・・あれ、「さばきかた」の漢字違っていないか??

おい・・・

2007年08月30日

Windows Vista上級マニュアルと私、作家という生き物

作家という生き物は面白い生き物である。
企画を通し、文章を書く・・・文章を書くときは、それこそ必死に、そしてなるべく他書と差別化し、読み手が読みやすく、かつ喜んでくれるものを書こうとする。

しかし、書き終わると、内容をコロリと忘れてしまう。技術書なので、アーキテクチャやテクニックそのものは頭の中に残るのだが、説明をどのように展開したか、順序、表現方法などはまったく覚えていない。

前にもここで述べたが、大概IT書籍における書籍化というのは、著者が執筆してから早くて三ヶ月、場合によっては半年以上かかり、その書籍化の手前(大概一ヶ月前)に「著者校正」という、著者が本の形になった自分の文章を眺める(確認する)場面がある。

これは、IT作家特有、いや、橋本特有の感じ方なのかもしれないが、正直著者校正というのは「めんどくさ」という側面がある。

というのも、頭の中は既に新しいテーマ、新しい技術、そして新しい本に意識が向いているので、いまさら著者として「終わったもの」を見返すというのは面倒なのだ。
一方、表現方法や文章の展開は、もはや忘却の彼方なので、「新鮮に読める」という側面もある。

本日、ついにあの大作(?)、Windows Vista上級マニュアルの著者校正が戻ってきた。つまり、近々発売ということだが、読んでみると・・・

いや、本当に面白いし、読みやすい(爆)

これは、別に自画自賛をしているのではなく、客観的に本を読んだ上での言葉である。
こういっては何だが、著者校時に「既知の知識の反芻」という苦痛を感じずに、思わず読みいってしまう書籍は少ない。
最近では「小さな会社のLAN」が、著者校時に読んでいて「ふつーにおもしろい、これ(岡村風)」と思ったが、やはり客観的に読んで、面白いと感じる書籍は売れるのである。

(次回、Windows Vista上級マニュアルと編集、編集さんという生き物・・・の予定)

2007年07月30日

プロとアマチュアの違い

「沢山の本をどうやって出版したの?」と聞かれた。文章能力? IT能力?・・・否、自分より文章のうまいやつや、自分よりITに詳しいものは世の中にいくらでもいる。

理由はいくつかあるのだが、「プロとアマチュアの違い」をかなり早い段階(十代半ば)で知ることができたことが大きい。端的に述べれば、プロ志望の人ほどアマチュア的な文章を書く人が多く、「自分のいいたいこと」を書きたがる。

しかし、プロ、あるいはウケのよい文章を書く人は「読み手が求める事柄」を記述するように心がけている(うまい人間はコレを無意識にやっている)。

つまり、自分の言いたいことの垂れ流しが「アマチュア」であり、人が何を望んでいるかを察知してそれにきちんと応えることができる、意義のある文章を書けるのが「プロ」なのだ。

2007年06月25日

「書籍タイトル」のキーワードとしくみ

― 一般ビジネスにも応用できるキーワードの選定 ―

IT書籍の作成工程はなかなか面白い。
特に「書籍タイトル決定」と「カバー作成」は実は最終工程で行われる。

一般的なIT書籍の作成工程としては、「企画決定」→「著者執筆」→「編集構成」→「組版(ページレイアウト)」→「著者校正」という流れであり、本来「書籍タイトル」というのは「企画決定」段階で決めてもよさそうだが、実は本を印刷する「最終段階」で決定されることがほとんどだ。

LAN-BOOK.JPG

これは、主に営業的側面が理由である。

「本のタイトル」はIT書の場合、内容を示す事柄であることはもちろん、やはり読者に対して訴求力のある名称である必要がある。
また時事もキーワードを選定する上で影響するファクターだ。

このようなことを考慮したうえでタイトル決定はなされるのだが、IT書籍のさらに面白いポイントは、タイトルを決めるのは「著者」ではなく、「出版社」ということだ。

しかも、この一見逆に思えるタイトル決定場所が、実は効果的であることが多い。

成功事例を示そう。

たとえば、現在もコンスタントに売れている書籍に
「Windowsでできる小さな会社のLAN構築・運用ガイド」
があるが、当初の暫定タイトルは
「事務所におけるネットワーク構築と運用」
というものだった。

※タイトルの変更
「事務所におけるネットワーク構築と運用」
 ↓      ↓      ↓
「Windowsでできる小さな会社のLAN構築・運用ガイド」

まず、「事務所」という言葉を「小さな会社」にしたことは大きい。これは、印象はもちろん、「小さな会社」というキーワードを採用することで読者対象を明確にしている。

ネットワーク系の本は、現状は「サーバー管理者向けの難しい本」か「Internet Explorerの操作を教える初心者本」というトップとローエンドという二極化した状態である。

つまり、実はど真ん中のネットワーク構築である「3~10台規模のネットワーク構築を語った本」は少なく(家庭内、10~20人規模の会社、あるいは大きな会社の支店レベルで参考になる本)、しかも仮にあったとしても見つけづらい状況にある。

このような状況で、本の読者層を広くとりたければ、単に「ネットワーク構築」というタイトルを冠せばよいのだが、あえて「小さな会社」と限定することで、ターゲティングを明確にして訴求力をましているのだ。

また、「ネットワーク」という言葉を、あえて「LAN」としたことも大きい。
これは言葉の響きもそうなのだが、もし書店に行くことがあれば数あるネットワーク書籍の中で、「Windowsでできる小さな会社のLAN構築・運用ガイド」が並んでいるところを眺めてみればわかる。
かなり長ったらしいタイトルであるにもかかわらず、背表紙は「LAN」の文字が明確にプリントされており、これはデザイン的配慮が行いやすいキーワードでもあるのだ。


Windows 7 上級マニュアル(技術評論社)
XPユーザーのためのWindows 7乗り換えガイド