GeForceにおいてはリリース直後に「GeForce 8800 GT」や「GeForce 9600 GT」を拝借して、テストしたこともあるのだが、少なくともゲームをやらない筆者環境においては、カード長や爆熱システムを考えると「GeForce 7900 GS」を超えるビデオカードではなかった。
というか正直GeForce 8シリーズからのNVIDIAの姿勢には、非ゲーマーにとっては大いなる疑問を感じる。
機能的進化はあるものの、やっていることは「Pentium 4後期(Northwood→Prescott)」と似たようなものであり、最新かつ上位のものを導入すると逆にシステムが不安定になりかねない(リターンよりもリスクのほうが大きい、電源負荷、熱、カード長)とんでもない代物が多い。
筆者がビデオカードベンダーには特にこだわりはないものの、できれば新調するビデオカードはGeForceシリーズであることが望ましかった。
というのも、前コラムで述べたように、必ず二枚差しになるので、できれば一枚ずつ差し替えていきたいことと、またGeForceシリーズは世代が違うものを二枚差しても相性問題が発生することはほぼないが、RADEONは厳しい(X700とX600という同じ世代でもダメ)という経験上の判断だ。
しかし・・・GeForceシリーズには筆者にとってもはや選択肢がない状況である。
筆者に限らず、汎用的な環境やビジネスシーンで望まれるビデオカードは以外にシンプルなものなのだ。
筆者にとって必要なビデオカードの機能をまとめると、以下のようなものになる。