26歳、サラリーマン時代に書籍を一冊出版した。
これがのちに作家になる原点になった。
当時はDTP(組版)会社に務めていたが「仕事が少ない」と社長が嘆いていたので、
かなりアグレッシブな性格だった私は、
「仕事ないなら自分で作ればいい、
出版社から降ってくるものを口開けて待っているだけなんてセンスないですね」
といつもの減らず口で気軽に提案。
じゃあやってみろ、ということで、てきとうに作った稚拙な企画を出版社に提出した。
その稚拙な企画はなぜかスムーズに進行して、Windows 98の発売日に出版に至った処女作が 「Windows98ではじめるパソコン(中央経済社)」である。
これがのちに作家になる原点になった。
当時はDTP(組版)会社に務めていたが「仕事が少ない」と社長が嘆いていたので、
かなりアグレッシブな性格だった私は、
「仕事ないなら自分で作ればいい、
出版社から降ってくるものを口開けて待っているだけなんてセンスないですね」
といつもの減らず口で気軽に提案。
じゃあやってみろ、ということで、てきとうに作った稚拙な企画を出版社に提出した。
その稚拙な企画はなぜかスムーズに進行して、Windows 98の発売日に出版に至った処女作が 「Windows98ではじめるパソコン(中央経済社)」である。
以後、そのDTP会社では管理職まで経験したが、いろいろあって28歳のときに数人で独立。
しかし、小さな会社で独立しても食べてはいけない・・・いやいや、仕事は豊富にあり、収益は月に数百万円あったのだが、 費用対効果や時間対効果がめちゃくちゃだった(夜中の3時にFAXで指示書が届いて、組み上げ、その日の朝に車で高速を飛ばして納品とか)。
そしていつぞやの「上から降ってくる仕事をこなすだけではダメだ!」と自分の台詞を思い出して、
またもてきとうな書籍企画を作成して、何のコネも関わりもなかった某出版社に持ち込む。
その企画もなぜかスムーズに進行して・・・
ということで、自分は作家になって印税で食っていこうなどという愚かな考えは持たず、 業務の一部だと思って執筆をつづけていたが、知らぬ間に専業作家になり、気づくと80冊以上の著書がある状態だ。
なりたいと思ってなるのではなく、積み重ねの中で知らぬ間になっているのがこの手のプロなのである。